基本情報
- 著者名
- サラ・ドラスナー 著/岩瀬 義昌 訳
- サイズ
- A5並製
- ページ数
- 264頁
- 発行/発売
- 2024年7月
- 対象者
- エンジニア、エンジニアリングマネジャー
詳細
【内容紹介】
エンジニアからエンジニアリングマネジャーになる――
エンジニアリングが好きでエンジニアになった私たちが、
「チームをサポートしたい」という一心で引き受けたその瞬間に
扱う対象が「コード」から「人」へと変わります。
それは突然、職種がまったく変わるようなもので、
その大きな違いにはじめは戸惑いを隠せないでしょう。
人的プロセスは構築された設計の通りにはいきません。
コミュニケーションは個人の価値観、動機、力関係、スキルと結びつき、
メンバーの関係性は不安定です。
日々の仕事によるさまざまな経験は、そこに感情の波で揺らぎを与えてきます。
正解がなく、答えを出してもそれが良かったのかもすぐにはわからない。
これまでの経験を活かしたくても活かせないもどかしさ。
そんな誰も教えてくれなかったマネジメントについて、
Googleのマネジャーが共感と内省によるエンジニアリングマネジメントの実践知を解説します。
しかしそれはそのまま実践してもらうためではありません。
エンジニアリングマネジャーに求められていることと
リーダーシップの発揮について自身で考えられるようにするためです。
「人と関係性」に焦点をあてた本書は、
エンジニアリングマネジャーが困惑しやすいトピックを解説し、
メンバーと協力して一緒に共通の目的に向かうために読むべき一冊となっています。
【著者】
サラ・ドラスナー
GoogleのCore Developer Webのエンジニアリングディレクターを務めており、GoogleのWebアプリケーションを支えるWebインフラストラクチャーチームを率いている。受賞歴のあるスピーカーであり、以前はNetlifyのデベロッパーエクスペリエンスのVP、Microsoft Azureのプリンシパルリード。Vueコアチームの名誉メンバーでもあり、オライリーの著者でもある。また、Frontend Mastersのワークショップも開催。ナイジェリアとケニアの開発者のための無料カンファレンスであるConcatenateConfの共同主催者。
【翻訳】
岩瀬 義昌
東京大学大学院学際情報学府を修了後、東日本電信電話株式会社に就職。大規模IP電話開発に携わった後、2014年より現職であるNTTコミュニケーションズにてソフトウェアエンジニア、テックリードとしてWebRTCプラットフォームの開発に従事する。その後、人事として全社の人材開発・組織開発を推進し、同社のR&D組織に移る。アジャイル開発・プロダクトマネジメントの全社支援を経て、現在は生成AIチームのエンジニアリングマネジャー。また、個人事業主としても活動しており、ストックマーク株式会社 Co-VPoE(2021〜)。早稲田大学非常勤 講師(2020〜)。テクノロジーポッドキャストであるfukabori.fm のパーソナリティ。
訳書に『エンジニアのためのドキュメントライティング』(日本能率協会マネジメントセンター、2023)、『エレガントパズルエンジニアのマネジメントという難問にあなたはどう立ち向かうのか』(日経BP、2024)
X: @iwashi86