基本情報
- 著者名
- 福山 れい 著
- サイズ
- 四六判並製
- ページ数
- 256頁
- 発行/発売
- 2022年5月
- 対象者
- モラハラ夫に悩んでいる、夫婦関係に悩んでいる女性をはじめ、「夫が怖い」と感じながらも、「別れてもやっていけないのでは」「どうせ私なんて」と思っている女性
詳細
【内容紹介】
暴言、無視、生活費を入れない、自分の間違いを認めない……。
夫からのこうしたモラハラに悩まされたことがある女性は、既婚女性の8割以上にのぼるといわれ、離婚原因の3位にランクインするなど、深刻な問題になっています。
コロナ禍以降、在宅勤務で四六時中モラハラ夫と一緒……という状況にある女性も増えており、モラハラの経験をブログやSNSで発信しているアカウントには、同じ境遇の女性から共感の声が絶えることがありません。
こうした女性たちが、なかなかモラハラ夫から逃げ出せない背景には「物理的・精神的に自立を阻まれている」という理由があります。仕事を辞めさせる、生活費を入れない、子育てに専念させるなど、経済的な自立を阻むだけでなく、「お前なんかと一緒にいてやれるのは俺くらい」「俺のいうことを聞いていればいい」など、精神的にも依存状態に追い込んでいく……。家庭内という密室での出来事であり、夫を信じたい気持ちからなかなかモラハラに気づくことができず、気づいた時には完全に自立のすべを奪われていたという女性がほとんどです。
モラハラについての類書は多くありますが、いかにしてモラハラ夫から逃げるか(法的措置や経済的な自立に焦点をあてたもの)や、当事者の体験談(モラハラ夫とのやりとりや逃げ出すまで)が多く、精神的な自立に焦点を当てたものはほとんどありません。
著者は、37歳の時に2人の子どもを抱えてモラハラ夫と離婚。多くの被害女性と同様に、お金や仕事はもちろん、自信さえない状態から、心理学を学び「夫がこわい人のためのサポートカウンセラー」として起業しましたが、多くの女性をサポートする中で感じたのは「もっとも重要なのは精神的な依存から抜けだし『本来の自分』を取り戻すこと」だったといいます。
本書では、モラハラ夫への精神的な依存から抜け出すための7つのワークを中心に、モラハラ被害者が人生を見つめ直し、自分らしく生きる人生を選択できるようになるためのヒントを紹介します。
【著者】
福山れい
公認心理師。2011年より心理カウンセラーとして、女性相談(夫婦問題・モラハラ・DV・離婚など)に携わる。
子供のころから親の価値観に縛られ自己肯定感も低く、結婚しても自分が我慢すればいいと夫に振り回されていたが、離婚を決意したことで、自分の可能性に目覚め、心理の学びを深める。その後、自分と同じような思いをしている女性をサポートするために起業。延べセッション数は2,000件以上。
近年は、SNS相談員、スクールカウンセラーとしても活動中。